日本医科大学 消化器内科学では、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓といった消化器に関わる診療、医療研究活動を行っています。

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診療内容

食道グループ | 胃十二指腸グループ | 小腸・大腸グループ | 肝臓・胆嚢・膵臓グループ

食道グループ 担当:岩切、川見、梅澤、竹之内、星野

食道グループでは、逆流性食道炎、非びらん性胃食道逆流(NERD)、薬物抵抗性の胸やけ、アカラシア等の食道運動障害に対する診療を得意とし、患者様の抱える症状(胸やけ、つかえ感、口腔内のすっぱい感じ)などに対し、病態に基づく適切な診療を心掛けております。また、食道がんについても確かな診断術を持っており、消化器外科、耳鼻咽喉科、放射線科との連携により、最適な治療を行っております。

特色

薬物抵抗性の胸やけ

多くの胸やけを有する患者様は、胃酸分泌抑制薬により胸やけ症状は改善・消失しますが、これらの薬を内服しても症状が改善せず、困っている患者様が多く存在しているのも事実です。これらの薬物抵抗性の胸やけを有する患者様は、「気のせい」として診療されている場合もあります。

薬物抵抗性の胸やけの原因として、胃酸分泌抑制が不十分である場合や胃酸以外の逆流の関与が考えられています。われわれは最新の36チャンネル高分解能食道内圧検査(ハイレゾリューションマノメトリーシステム)に加え、胃酸以外の逆流も評価できる新たな食道多チャンネルインピーダンスpH検査を用いて、薬物抵抗性の胸やけの原因精査を行っています。

食道アカラシア

食道と胃の境界には括約筋が存在します。食物や水分を食道から胃に送り出すため、この括約筋が開き、その後は胃からの逆流を防止するため閉じています。この括約筋がうまく開かない病気が食道アカラシアです。食道アカラシアは稀な良性疾患で、主症状はつかえ感です。進行した食道アカラシアはバリウム検査、内視鏡検査で診断することが可能ですが、程度の軽いアカラシアは食道内圧検査で初めて診断できます。当科は最新式の食道内圧検査を年間120例以上行っている国内でも数少ない施設です。

また、食道アカラシアの内科的治療法としてバルーン拡張術があります。バルーン拡張術により、40歳以上の人では85%以上の患者様の症状が改善します。われわれの施設では、このバルーン拡張術を年間約15-20例施行していますが、バルーン拡張術に伴う問題となるような合併症は認めていません。2000年以降でも約100症例のアカラシア患者様の診断・治療を行い、アカラシアに対する診断技術、治療成績はトップレベルにあります。拡張術が無効な場合には、当院食道外科において、腹腔鏡下手術が行われ良好な成績が得られています。

食道がん

食道がん治療に関しては、当科にて診断後、消化器外科、耳鼻咽喉科、放射線科との連携により、患者様に対する最適な治療法を選択し、治療を行っています。消化器肝臓内科の病棟には常に食道がんに対する化学療法を受けられている患者様が5-7人います。

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胃十二指腸グループ 担当:三宅、二神、河越、楠、植木

胃グループでは、ヘリコバクター・ピロリ感染および慢性胃炎、機能性ディスペプシア(FD: Functional Dyspepsia)、消化性潰瘍、出血性消化性潰瘍に対する内科的処置・内視鏡的止血術、胃がんに対する内視鏡的粘膜切除術(おもに内視鏡的粘膜下層剥離術)や消化器がんの化学療法など幅広い診療,研究に従事しております。さらに、これらの一般臨床および臨床研究から生じた疑問や課題に対しては、積極的に基礎・臨床研究を取り入れ、理解を深めています。様々な研究は、研究機関の使命であるばかりでなく、研究過程による論理的思考の強化が臨床医としての資質を高めると考えています。最近著増している、機能性ディスペプシア患者における診療も、胃排出能・血清グレリン測定を行い、積極的に診断・治療に役立てています。

特色

胃がんの内視鏡治療(EMR/ESD)

リンパ節転移のない早期胃がんは、内視鏡でがんを含む粘膜だけを切り取る内視鏡的治療が行われます。内視鏡的粘膜切除術(Endoscopic Mucosal Resection, EMR)と内視鏡的粘膜下層剥離術(Endoscopic Submucosal Dissection, ESD)の2種類があります。EMRでは鋼線のスネアで病変をしぼり切除し比較的容易ですが、1回で取り切れないことがあり再発の可能性があります。
一方、ESDは、従来行われてきたEMRと異なり、病変の大きさに関わりなく、一括切除することを目的として開発された内視鏡的治療法です。当施設においても2002年3月から導入し、現在までに1000例をこえる症例を経験しています。2006年4月からは保険適応となっています。
胃がんの内視鏡的治療は段階的であり、最も適した治療法を選択する上で、消化器内科医・内視鏡医として、より正確な病変の存在診断、範囲診断および深達度診断は不可欠です。当科では色素内視鏡に加え、NBI拡大内視鏡などを用いた精密検査により、診断精度を高めるよう心掛けています。

食道グループ 担当:岩切、川見、梅澤、竹之内、星野

食道グループでは、逆流性食道炎、非びらん性胃食道逆流(NERD)、薬物抵抗性の胸やけ、アカラシア等の食道運動障害に対する診療を得意とし、患者様の抱える症状(胸やけ、つかえ感、口腔内のすっぱい感じ)などに対し、病態に基づく適切な診療を心掛けております。また、食道がんについても確かな診断術を持っており、消化器外科、耳鼻咽喉科、放射線科との連携により、最適な治療を行っております。

特色

薬物抵抗性の胸やけ

多くの胸やけを有する患者様は、胃酸分泌抑制薬により胸やけ症状は改善・消失しますが、これらの薬を内服しても症状が改善せず、困っている患者様が多く存在しているのも事実です。これらの薬物抵抗性の胸やけを有する患者様は、「気のせい」として診療されている場合もあります。

薬物抵抗性の胸やけの原因として、胃酸分泌抑制が不十分である場合や胃酸以外の逆流の関与が考えられています。われわれは最新の36チャンネル高分解能食道内圧検査(ハイレゾリューションマノメトリーシステム)に加え、胃酸以外の逆流も評価できる新たな食道多チャンネルインピーダンスpH検査を用いて、薬物抵抗性の胸やけの原因精査を行っています。

食道アカラシア

食道と胃の境界には括約筋が存在します。食物や水分を食道から胃に送り出すため、この括約筋が開き、その後は胃からの逆流を防止するため閉じています。この括約筋がうまく開かない病気が食道アカラシアです。食道アカラシアは稀な良性疾患で、主症状はつかえ感です。進行した食道アカラシアはバリウム検査、内視鏡検査で診断することが可能ですが、程度の軽いアカラシアは食道内圧検査で初めて診断できます。当科は最新式の食道内圧検査を年間120例以上行っている国内でも数少ない施設です。

また、食道アカラシアの内科的治療法としてバルーン拡張術があります。バルーン拡張術により、40歳以上の人では85%以上の患者様の症状が改善します。われわれの施設では、このバルーン拡張術を年間約15-20例施行していますが、バルーン拡張術に伴う問題となるような合併症は認めていません。2000年以降でも約100症例のアカラシア患者様の診断・治療を行い、アカラシアに対する診断技術、治療成績はトップレベルにあります。拡張術が無効な場合には、当院食道外科において、腹腔鏡下手術が行われ良好な成績が得られています。

食道がん

食道がん治療に関しては、当科にて診断後、消化器外科、耳鼻咽喉科、放射線科との連携により、患者様に対する最適な治療法を選択し、治療を行っています。消化器肝臓内科の病棟には常に食道がんに対する化学療法を受けられている患者様が5-7人います。

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胃十二指腸グループ 担当:三宅、二神、河越、楠、植木

胃グループでは、ヘリコバクター・ピロリ感染および慢性胃炎、機能性ディスペプシア(FD: Functional Dyspepsia)、消化性潰瘍、出血性消化性潰瘍に対する内科的処置・内視鏡的止血術、胃がんに対する内視鏡的粘膜切除術(おもに内視鏡的粘膜下層剥離術)や消化器がんの化学療法など幅広い診療,研究に従事しております。さらに、これらの一般臨床および臨床研究から生じた疑問や課題に対しては、積極的に基礎・臨床研究を取り入れ、理解を深めています。様々な研究は、研究機関の使命であるばかりでなく、研究過程による論理的思考の強化が臨床医としての資質を高めると考えています。最近著増している、機能性ディスペプシア患者における診療も、胃排出能・血清グレリン測定を行い、積極的に診断・治療に役立てています。

特色

胃がんの内視鏡治療(EMR/ESD)

リンパ節転移のない早期胃がんは、内視鏡でがんを含む粘膜だけを切り取る内視鏡的治療が行われます。内視鏡的粘膜切除術(Endoscopic Mucosal Resection, EMR)と内視鏡的粘膜下層剥離術(Endoscopic Submucosal Dissection, ESD)の2種類があります。EMRでは鋼線のスネアで病変をしぼり切除し比較的容易ですが、1回で取り切れないことがあり再発の可能性があります。
一方、ESDは、従来行われてきたEMRと異なり、病変の大きさに関わりなく、一括切除することを目的として開発された内視鏡的治療法です。当施設においても2002年3月から導入し、現在までに1000例をこえる症例を経験しています。2006年4月からは保険適応となっています。

胃がんの内視鏡的治療は段階的であり、最も適した治療法を選択する上で、消化器内科医・内視鏡医として、より正確な病変の存在診断、範囲診断および深達度診断は不可欠です。当科では色素内視鏡に加え、NBI拡大内視鏡などを用いた精密検査により、診断精度を高めるよう心掛けています。

がんを同定する がんの周囲にマーキングする がんの下に液体を注入後、電気メスで切開・剥離する
ぅ沺璽ングの外を全周にわたって切開し、粘膜を剥離する ダ攴後の潰瘍に止血鉗子にて血管の焼灼を行う ESD一か月後

化学療法

消化器がんの化学療法は分子標的薬の登場もあって、ここ数年で大きく変貌を遂げております。胃がんの化学療法においても殺細胞薬に加えて分子標的薬であるトラスツズマブやラムシルマブが使用可能となり効果を上げてきております。我々は、このような最新の標準治療を常に提供できる態勢を整えながら、各症例ごとに外科、放射線科、緩和ケアチームと密な連携を組むことで最適な治療を提供できるように努力しております。

機能性消化管障害(機能性ディスペプシア・機能性便秘)

最近急増している、機能性ディスペプシア(Functional dyspepsia)に対する診断・治療を行っています。2014年にFD診療ガイドラインが作成され、保険診療のもと診断・治療が可能となっています。2014年に刊行されたFD診療ガイドラインおよび2017年春に発刊される予定の慢性便秘症診療ガイドラインはわれわれのグループもその作成に参加し、国内の代表施設の一つとなっております。当施設で行われている、延べ600症例を超す胃排出能検査、和歌山県立医大第一内科との連携のもと、機能性消化管障害において重要なホルモンの一つとされるグレリン測定も可能となっています。これら最新の知見を基に、機能性消化管障害の患者さまの診療にあたっております。

早期慢性膵炎

反復する腹痛や膵酵素異常を呈する早期慢性膵炎は、2016年に慢性膵炎ガイドラインに謳われている新たな疾患概念であり、厚労省難治疾患研究グループにおいてその治療法確立のため多施設共同研究が始まっています。私たちのグループも肝臓グループと連携し、超音波内視鏡検査を用いて、正確で苦痛のない、患者さまに負担のない検査を心掛けています。消化管機能検査、膵酵素測定、超音波内視鏡検査を組み合わせることは、難治性の心窩部痛を訴える患者さまの診療に大きな寄与をもたらすものであり、他施設で診断のつかない難治性の腹痛の患者さまを全国から紹介頂いております。私たちのグループも国内の代表施設の一つとして、この早期慢性膵炎の多施設共同研究に加わっています。

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小腸・大腸グループ 担当:藤森、辰口、田中、米澤、三井、江原、小杉、鈴木、馬來、佐藤、秋元、大森

小腸・大腸グループは小腸から直腸までを担当しています。小腸検査に関してはカプセル内視鏡、ダブルバルーン内視鏡を導入しています。大腸では、大腸ポリープの切除、早期大腸がんの粘膜切除術(EMR)や粘膜下層剥離術(ESD)などの内視鏡的治療の他に、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)の治療に取り組んでおります。

特色

小腸:カプセル内視鏡とダブルバルーン内視鏡

小腸検査に関しては、カプセル内視鏡、ダブルバルーン内視鏡を導入。国内有数の小腸内視鏡検査施設となっています。カプセル内視鏡は、最新テクノロジーによって開発されたカプセル型の小型カメラを口から飲み込むだけで小腸が検査できる、被験者の負担が非常に少ない優れた検査です。当施設では臨床研究も含めると2000例越える検査を実施し国内トップクラスの施行数で、本学千葉北総病院藤森准教授は読影法セミナーなどを通して他施設に指導しています。
ダブルバルーン内視鏡は全小腸を内視鏡観察しながら止血術や組織検査、さらにはポリープ切除術やバルーン拡張術などの処置を行うことのできる優れた検査です。この検査を当施設ではいち早く2003年に導入し、検査件数は現在までに1000件を越え、首都圏では最も多く、国内でも有数の施行数となっています。田中講師・三井講師が他施設に検査指導することも多く、指導施設として認知されています。
小腸の内視鏡検査を行う場合には紹介状をお持ちいただき、その内容から検査の適応を決めさせていただいています。

原因不明の消化管出血

血便や黒色便などの消化管出血症状や原因不明の鉄欠乏性貧血の患者さんに対して、従来の上部消化管内視鏡(胃カメラ)や大腸内視鏡で、原因となる病変が発見できないとき、小腸病変の検査が必要になります。小腸の血管性病変や腫瘍、また、Crohn病などの炎症性腸疾患などが原因となっていることがあります。早期発見と治療が、将来の健康状態により良い影響を及ぼすため、自覚症状が乏しくても主治医と小腸内視鏡検査の必要性をよく相談することが重要です。
血管性病変には遺伝性出血性毛細血管拡張症(hereditary hemorrhagic telangiectasia: HHT, Osler-Rendu-Weber病)など、小腸にも出血する血管病変を認めることが多く、これらの病変は、小腸内視鏡で焼灼することで,消化管出血による症状を容易に改善することが可能です。また、他の内臓の血管異常を伴っていることが多いため、消化管以外の総合的な診療も必要ですので、他科と連携して診療にあたっています。

クローン病 (Crohn's disease)

原因不明の炎症性腸疾患であり、年々症例が増えています。若年で発症することが多く、消化管の潰瘍により腹痛や腸閉塞などを生じ、手術が行われることの多い疾患です。約7割に小腸病変を認め、これらの評価が将来の手術を回避するのに重要であると考えられています。特に、自覚症状の無い患者さんでも、小腸内視鏡を施行すると、治療の強化が必要な病変を発見することもたびたび経験されます。
また、小腸に細く狭くなった部位(狭窄)が生じたときも、すぐに外科手術を行うのではなく、小腸内視鏡で評価し、バルーンで広げる(拡張する)ことで手術を回避できる症例が多くなっています。当院では、炎症性腸疾患の専門病院を含め,他院からの紹介頂いた患者様など、多くの症例で小腸内視鏡による拡張術を施行しており治療薬の進歩もあわせ、今後は手術をせずに生涯にわたって過ごせるような診療を目指しています。残念ながら手術でしか症状を改善できない患者さんもおりますが、ダブルバルーン内視鏡検査を受けたことが無いまま、外科治療を勧められたときは、一度ご相談いただければ、手術が回避可能かどうかご説明させていただきます。

小腸がん

小腸の腫瘍は比較的頻度が少ないですが、前述の原因不明の消化管出血の症例で診断されることがあります。当院では、小腸がんの診断および治療の症例も豊富であり、まず、従来の内視鏡検査で説明出来ない消化管出血を認めたときは、ご相談いただけると早期診断が可能なことがあります。
また、遺伝性非ポリポーシス大腸がん (hereditary non-polyposis colorectal cancer: HNPCC, Lynch症候群)では、小腸がんのリスクが高いことも知られており、当科では、こういった症例の小腸のチェックを行っています。

小腸悪性リンパ腫

小腸はリンパ組織が豊富であり、悪性リンパ腫が生じることがあります。特に十二指腸に濾胞性リンパ腫が認められるときは、さらに小腸にも病変を伴っていることが多く、治療法決定のためには、腫瘍の広がりを調べるために小腸内視鏡検査は欠かせません。
当科では、小腸の生検組織を用いて、病理組織診断に加えて、染色体分析や遺伝子などを調べることで、一見、正常粘膜と思われる小腸粘膜から悪性リンパ腫を診断することも可能で、正確に病気の広がりを調べることが出来ます。また治療後に病変が消失し、治療が成功したかどうかを確認することも大切です。この際も、生検診断を行っています。当科では、癌専門病院から御紹介頂く症例も含め,濾胞性リンパ腫の小腸内視鏡検査を多数行っています。

ポイツ・ジェガース症候群 (Peutz-Jeghers syndrome: PJS)

幼少時に小腸ポリープによって腸重積などを生じ、腹部手術が行われることの多い遺伝性疾患です。生涯にわたって小腸内視鏡で大きくなったポリープを定期的に切除し続ける必要があり、当院では小腸内視鏡治療を行っています。
また、PJSは小腸ポリープの治療だけでなく、将来的に、小腸に限らず、全身の何らかの臓器にがんが発症する頻度が高いことも知られており、この疾患の診療経験豊富な医師による定期的な、がんのチェック(サーベイランス)が欠かせません。当科ではPJSの診療にも積極的にあたっています。

術後の胆膵管内視鏡診断・治療

胃潰瘍や、胃がん・胆管がん・膵がんなどで、胃や小腸の手術経験がある患者さんで、これまで内視鏡を到達することができなかった部位でも、内視鏡治療が可能となりました。
外科の先生方からの紹介も多く、手術後の胆管・膵管の疾病(特にがんや胆管結石や狭窄などの術後の問題)にも、小腸内視鏡による治療を積極的に施行しています。特に、Billroth-II法、Roux-en-Y法、膵頭十二指腸切除後、先天性胆道閉鎖症に対する葛西手術後などでは、より低侵襲に治療を行えるようになっています。当科では、これまで件を越える術後の胆膵管内視鏡を、ダブルバルーン内視鏡で行っています。

大腸:大腸腫瘍・炎症性腸疾患

大腸内視鏡による大腸ポリープの切除、早期大腸がんの粘膜切除術などの内視鏡的診断・治療中心に行っています。当内視鏡センターは内視鏡学会認定の指導施設であり、専門技術習得を目指す医師の指導も行うため、専門医でない医師が検査する場合がありますが、安心していただけるように下部消化管専門の内視鏡指導医3名、内視鏡専門医4名が指導、チェックを行っています。

大腸ポリープ切除・早期悪性腫瘍切除

2014年には大腸ポリープの切除をおよそ300例で行いました。また、平成24年度から粘膜下層剥離術(ESD)も施行可能となり(担当:三井講師)、症例数は2017年で190例を越え,ご紹介いただく患者様も増加しております。切除標本や生検組織の病理診断には当施設病理部だけでなく、病理の経歴を持つ辰口講師が詳細に検討します。

潰瘍性大腸炎・クローン病

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)の治療も取り組んでいます。現在、潰瘍性大腸炎患者約220例、クローン病患者約100例を診療しています。免疫調節薬,血球除去療法、生物学的製剤などを用い、早期に寛解導入し良い状態を維持しています。クローン病の小腸狭窄は、これまで外科治療が一般的でしたが、前述のダブルバルーン内視鏡による狭窄のバルーン拡張術を積極的に施行し、可能な限り手術をせずに通院治療を継続できるよう配慮しています。また、プロバイオティクスなどを応用した治療研究を海外の専門誌に報告しています。

カプセル大腸内視鏡

2014年から、飲み込んで検査をする「カプセル大腸内視鏡」も当院で施行可能です。保険診療で検査ができる患者さんは限定されていて、「肛門から挿入する従来の大腸内視鏡が終点まで到達せず、検査が不十分に終わった方」などの制限があります。また、従来の大腸内視鏡検査よりも、飲んで頂く下剤の量が多くなりますので、十分に下剤を飲むことが出来ない方には適しませんが、過去に大腸内視鏡を施行したことのある方で、腹部や骨盤部の手術経験のある方はご相談ください。

がん化学療法

大腸がんの化学療法は、新規抗がん剤や分子標的薬の導入により、ここ15年で飛躍的に進歩しました。以前では根治させることが出来なかった症例の中で、最近では化学療法で縮小させた後に手術を行うことで根治させることできる症例も出てきています。
我々の施設でも進行大腸がん症例では,外科や薬剤部と密に治療方針に対して連絡を取り合い症例ごとに最適な治療を提供できるように努力しております。

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肝臓・胆嚢・膵臓グループ 担当:川本、金子、松下、福田

当グループでは肝臓・胆道系・膵臓領域のすべての疾患について診療を行っております。
本領域では外科、内科、放射線科が密接な連携をとる必要があります。緊急に対処しなければならない疾患も多く、日本医科大学では三科の良好なチームワークによって、最適の治療を提供しています。

診療している疾患

肝臓疾患

B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、その他の原因による急性・慢性肝炎、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変症、原発性硬化性胆管炎、アルコール性肝障害、脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝炎、各種原因による肝硬変症および合併する食道胃静脈瘤、腹水、肝細胞癌、胆管細胞癌など。

胆嚢、胆道疾患

胆石症、急性胆嚢炎、胆管炎、胆嚢・胆道がん、その他良性胆嚢、胆道疾患など。

膵臓疾患

急性・慢性膵炎、自己免疫性膵炎、膵良性腫瘍、膵がん、膵嚢胞性腫瘍など。

特色

B型、C型肝炎

最近のC型肝炎に対する治療の進歩は著しく、インターフェロンフリー治療が主体となりました。最新の治療を積極的に提供しており、現在、多くのC型肝炎患者の治癒が得られています。
B型肝炎はウイルス排除が困難ですが、核酸アナログ製剤やインターフェロンによって肝機能検査の安定した状態が得られます。長期にわたる経過観察が必要ですので、専門医によるきめの細かい診療により、患者さんの不安に対処するよう心掛けています。

重症急性肝炎、急性肝不全

重症急性肝炎、急性肝不全症例に対しては肝移植を早期に判断する必要があるため、集中治療室、外科と連携し、あらゆる病態に備えた迅速な治療に配慮しています。

肝細胞癌

経皮的ラジオ波熱凝固療法(RFA)、および放射線科の協力のもとに肝動脈化学塞栓療法(TACE)を多くの症例に行っており、良好な治療成績が得られています。肝細胞癌の治療は癌の大きさ、数、存在部位、そして肝機能などによって肝切除を含めた各種の治療法が選択されます。外科、内科、放射線科では毎週定期的にカンファレンスを行って、各患者さんに適切な治療法を選択しています。
また切除不能、局所治療不能の進行症例については分子標的薬(ソラフェニブ)による治療も積極的に行っています。

肝硬変

合併する腹水、食道胃静脈瘤、肝性脳症に対して門脈血行動態の解析に基づいて、薬物療法、内視鏡的治療、カテーテル治療の中から病態に則した治療法を選択しています。難治性腹水、難治性食道静脈瘤に対しては、高度先進医療として経頸静脈的肝内門脈大循環短絡術(TIPS)を行っており、1992年の導入以来200例以上に行っており、日本で最多の症例経験を有する施設です。特に薬物療法で改善しない難治性腹水に対し、半年間の観察では約80%に改善を得ています。

胆道・膵臓疾患

胆石症、胆嚢炎、胆嚢・胆道がん、急性膵炎、膵嚢胞腺腫および膵がんについて、内視鏡的各種処置を適切に実施するとともに、外科との連携により切除不能の悪性腫瘍症例については積極的に外来化学療法を導入しています。胆・膵疾患の多くは緊急の処置を必要とするため、スタッフは万全の体制で臨んでいます。

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特色

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)

近年、内視鏡専門医を有する施設で、胃がん内視鏡的治療における拡大適応病変に対しESDが試みられ、2006年4月からは保険適応となっています。当施設においても力を注いでいる分野のひとつです。2002年3月から導入し、現在までに600例を超える症例を経験しています。
ESDは、従来行われてきた内視鏡的粘膜切除術(EMR)と異なり、病変の大きさに関わりなく、一括切除することを目的として開発された内視鏡的治療法です。
胃がんの内視鏡的治療は段階的であり、最も適した治療法を選択する上で、消化器内科医・内視鏡医として、より正確な病変の存在診断、範囲診断および深達度診断は不可欠です。当科では色素内視鏡に加え、NBI拡大内視鏡などを用いた精密検査により、診断精度を高めるよう心掛けています。

化学療法

消化器がんの化学療法は分子標的薬の登場もあって、ここ数年で大きく変貌を遂げております。胃がんの化学療法においても殺細胞薬に加えて分子標的薬であるトラスツズマブやラムシルマブが使用可能となり効果を上げてきております。我々は、このような最新の標準治療を常に提供できる態勢を整えながら、各症例ごとに外科、放射線科、緩和ケアチームと密な連携を組むことで最適な治療を提供できるように努力しております。

機能性消化管障害(機能性ディスペプシア・機能性便秘)

最近急増している、機能性ディスペプシア(Functional dyspepsia)に対する診断・治療を行っています。2014年にFD診療ガイドラインが作成され、保険診療のもと診断・治療が可能となっています。2014年に刊行されたFD診療ガイドラインおよび2017年春に発刊される予定の慢性便秘症診療ガイドラインはわれわれのグループもその作成に参加し、国内の代表施設の一つとなっております。当施設で行われている、延べ600症例を超す胃排出能検査、和歌山県立医大第一内科との連携のもと、機能性消化管障害において重要なホルモンの一つとされるグレリン測定も可能となっています。これら最新の知見を基に、機能性消化管障害の患者さまの診療にあたっております。

早期慢性膵炎

反復する腹痛や膵酵素異常を呈する早期慢性膵炎は、2016年に慢性膵炎ガイドラインに謳われている新たな疾患概念であり、厚労省難治疾患研究グループにおいてその治療法確立のため多施設共同研究が始まっています。私たちのグループも肝臓グループと連携し、超音波内視鏡検査を用いて、正確で苦痛のない、患者さまに負担のない検査を心掛けています。消化管機能検査、膵酵素測定、超音波内視鏡検査を組み合わせることは、難治性の心窩部痛を訴える患者さまの診療に大きな寄与をもたらすものであり、他施設で診断のつかない難治性の腹痛の患者さまを全国から紹介頂いております。私たちのグループも国内の代表施設の一つとして、この早期慢性膵炎の多施設共同研究に加わっています。

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小腸・大腸グループ 担当:藤森、辰口、田中、米澤、三井、江原、小杉、鈴木、馬來、佐藤、秋元、大森

小腸・大腸グループは小腸から直腸までを担当しています。小腸検査に関してはカプセル内視鏡、ダブルバルーン内視鏡を導入しています。大腸では、大腸ポリープの切除、早期大腸がんの粘膜切除術(EMR)や粘膜下層剥離術(ESD)などの内視鏡的治療の他に、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)の治療に取り組んでおります。

特色

小腸:カプセル内視鏡とダブルバルーン内視鏡

小腸検査に関しては、カプセル内視鏡、ダブルバルーン内視鏡を導入。国内有数の小腸内視鏡検査施設となっています。カプセル内視鏡は、最新テクノロジーによって開発されたカプセル型の小型カメラを口から飲み込むだけで小腸が検査できる、被験者の負担が非常に少ない優れた検査です。当施設では臨床研究も含めると2000例越える検査を実施し国内トップクラスの施行数で、本学千葉北総病院藤森准教授は読影法セミナーなどを通して他施設に指導しています。
ダブルバルーン内視鏡は全小腸を内視鏡観察しながら止血術や組織検査、さらにはポリープ切除術やバルーン拡張術などの処置を行うことのできる優れた検査です。この検査を当施設ではいち早く2003年に導入し、検査件数は現在までに1000件を越え、首都圏では最も多く、国内でも有数の施行数となっています。田中講師・三井講師が他施設に検査指導することも多く、指導施設として認知されています。
小腸の内視鏡検査を行う場合には紹介状をお持ちいただき、その内容から検査の適応を決めさせていただいています。

原因不明の消化管出血

血便や黒色便などの消化管出血症状や原因不明の鉄欠乏性貧血の患者さんに対して、従来の上部消化管内視鏡(胃カメラ)や大腸内視鏡で、原因となる病変が発見できないとき、小腸病変の検査が必要になります。小腸の血管性病変や腫瘍、また、Crohn病などの炎症性腸疾患などが原因となっていることがあります。早期発見と治療が、将来の健康状態により良い影響を及ぼすため、自覚症状が乏しくても主治医と小腸内視鏡検査の必要性をよく相談することが重要です。
血管性病変には遺伝性出血性毛細血管拡張症(hereditary hemorrhagic telangiectasia: HHT, Osler-Rendu-Weber病)など、小腸にも出血する血管病変を認めることが多く、これらの病変は、小腸内視鏡で焼灼することで,消化管出血による症状を容易に改善することが可能です。また、他の内臓の血管異常を伴っていることが多いため、消化管以外の総合的な診療も必要ですので、他科と連携して診療にあたっています。

クローン病 (Crohn's disease)

原因不明の炎症性腸疾患であり、年々症例が増えています。若年で発症することが多く、消化管の潰瘍により腹痛や腸閉塞などを生じ、手術が行われることの多い疾患です。約7割に小腸病変を認め、これらの評価が将来の手術を回避するのに重要であると考えられています。特に、自覚症状の無い患者さんでも、小腸内視鏡を施行すると、治療の強化が必要な病変を発見することもたびたび経験されます。
また、小腸に細く狭くなった部位(狭窄)が生じたときも、すぐに外科手術を行うのではなく、小腸内視鏡で評価し、バルーンで広げる(拡張する)ことで手術を回避できる症例が多くなっています。当院では、炎症性腸疾患の専門病院を含め,他院からの紹介頂いた患者様など、多くの症例で小腸内視鏡による拡張術を施行しており治療薬の進歩もあわせ、今後は手術をせずに生涯にわたって過ごせるような診療を目指しています。残念ながら手術でしか症状を改善できない患者さんもおりますが、ダブルバルーン内視鏡検査を受けたことが無いまま、外科治療を勧められたときは、一度ご相談いただければ、手術が回避可能かどうかご説明させていただきます。

小腸がん

小腸の腫瘍は比較的頻度が少ないですが、前述の原因不明の消化管出血の症例で診断されることがあります。当院では、小腸がんの診断および治療の症例も豊富であり、まず、従来の内視鏡検査で説明出来ない消化管出血を認めたときは、ご相談いただけると早期診断が可能なことがあります。
また、遺伝性非ポリポーシス大腸がん (hereditary non-polyposis colorectal cancer: HNPCC, Lynch症候群)では、小腸がんのリスクが高いことも知られており、当科では、こういった症例の小腸のチェックを行っています。

小腸悪性リンパ腫

小腸はリンパ組織が豊富であり、悪性リンパ腫が生じることがあります。特に十二指腸に濾胞性リンパ腫が認められるときは、さらに小腸にも病変を伴っていることが多く、治療法決定のためには、腫瘍の広がりを調べるために小腸内視鏡検査は欠かせません。
当科では、小腸の生検組織を用いて、病理組織診断に加えて、染色体分析や遺伝子などを調べることで、一見、正常粘膜と思われる小腸粘膜から悪性リンパ腫を診断することも可能で、正確に病気の広がりを調べることが出来ます。また治療後に病変が消失し、治療が成功したかどうかを確認することも大切です。この際も、生検診断を行っています。当科では、癌専門病院から御紹介頂く症例も含め,濾胞性リンパ腫の小腸内視鏡検査を多数行っています。

ポイツ・ジェガース症候群 (Peutz-Jeghers syndrome: PJS)

幼少時に小腸ポリープによって腸重積などを生じ、腹部手術が行われることの多い遺伝性疾患です。生涯にわたって小腸内視鏡で大きくなったポリープを定期的に切除し続ける必要があり、当院では小腸内視鏡治療を行っています。
また、PJSは小腸ポリープの治療だけでなく、将来的に、小腸に限らず、全身の何らかの臓器にがんが発症する頻度が高いことも知られており、この疾患の診療経験豊富な医師による定期的な、がんのチェック(サーベイランス)が欠かせません。当科ではPJSの診療にも積極的にあたっています。

術後の胆膵管内視鏡診断・治療

胃潰瘍や、胃がん・胆管がん・膵がんなどで、胃や小腸の手術経験がある患者さんで、これまで内視鏡を到達することができなかった部位でも、内視鏡治療が可能となりました。
外科の先生方からの紹介も多く、手術後の胆管・膵管の疾病(特にがんや胆管結石や狭窄などの術後の問題)にも、小腸内視鏡による治療を積極的に施行しています。特に、Billroth-II法、Roux-en-Y法、膵頭十二指腸切除後、先天性胆道閉鎖症に対する葛西手術後などでは、より低侵襲に治療を行えるようになっています。当科では、これまで件を越える術後の胆膵管内視鏡を、ダブルバルーン内視鏡で行っています。

大腸:大腸腫瘍・炎症性腸疾患

大腸内視鏡による大腸ポリープの切除、早期大腸がんの粘膜切除術などの内視鏡的診断・治療中心に行っています。当内視鏡センターは内視鏡学会認定の指導施設であり、専門技術習得を目指す医師の指導も行うため、専門医でない医師が検査する場合がありますが、安心していただけるように下部消化管専門の内視鏡指導医3名、内視鏡専門医4名が指導、チェックを行っています。

大腸ポリープ切除・早期悪性腫瘍切除

2014年には大腸ポリープの切除をおよそ300例で行いました。また、平成24年度から粘膜下層剥離術(ESD)も施行可能となり(担当:三井講師)、症例数は2017年で190例を越え,ご紹介いただく患者様も増加しております。切除標本や生検組織の病理診断には当施設病理部だけでなく、病理の経歴を持つ辰口講師が詳細に検討します。

潰瘍性大腸炎・クローン病

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)の治療も取り組んでいます。現在、潰瘍性大腸炎患者約220例、クローン病患者約100例を診療しています。免疫調節薬,血球除去療法、生物学的製剤などを用い、早期に寛解導入し良い状態を維持しています。クローン病の小腸狭窄は、これまで外科治療が一般的でしたが、前述のダブルバルーン内視鏡による狭窄のバルーン拡張術を積極的に施行し、可能な限り手術をせずに通院治療を継続できるよう配慮しています。また、プロバイオティクスなどを応用した治療研究を海外の専門誌に報告しています。

カプセル大腸内視鏡

2014年から、飲み込んで検査をする「カプセル大腸内視鏡」も当院で施行可能です。保険診療で検査ができる患者さんは限定されていて、「肛門から挿入する従来の大腸内視鏡が終点まで到達せず、検査が不十分に終わった方」などの制限があります。また、従来の大腸内視鏡検査よりも、飲んで頂く下剤の量が多くなりますので、十分に下剤を飲むことが出来ない方には適しませんが、過去に大腸内視鏡を施行したことのある方で、腹部や骨盤部の手術経験のある方はご相談ください。

がん化学療法

大腸がんの化学療法は、新規抗がん剤や分子標的薬の導入により、ここ15年で飛躍的に進歩しました。以前では根治させることが出来なかった症例の中で、最近では化学療法で縮小させた後に手術を行うことで根治させることできる症例も出てきています。
我々の施設でも進行大腸がん症例では,外科や薬剤部と密に治療方針に対して連絡を取り合い症例ごとに最適な治療を提供できるように努力しております。

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肝臓・胆嚢・膵臓グループ 担当:川本、金子、松下、福田

当グループでは肝臓・胆道系・膵臓領域のすべての疾患について診療を行っております。
本領域では外科、内科、放射線科が密接な連携をとる必要があります。緊急に対処しなければならない疾患も多く、日本医科大学では三科の良好なチームワークによって、最適の治療を提供しています。

診療している疾患

肝臓疾患

B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、その他の原因による急性・慢性肝炎、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変症、原発性硬化性胆管炎、アルコール性肝障害、脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝炎、各種原因による肝硬変症および合併する食道胃静脈瘤、腹水、肝細胞癌、胆管細胞癌など。

胆嚢、胆道疾患

胆石症、急性胆嚢炎、胆管炎、胆嚢・胆道がん、その他良性胆嚢、胆道疾患など。

膵臓疾患

急性・慢性膵炎、自己免疫性膵炎、膵良性腫瘍、膵がん、膵嚢胞性腫瘍など。

特色

B型、C型肝炎

最近のC型肝炎に対する治療の進歩は著しく、インターフェロンフリー治療が主体となりました。最新の治療を積極的に提供しており、現在、多くのC型肝炎患者の治癒が得られています。
B型肝炎はウイルス排除が困難ですが、核酸アナログ製剤やインターフェロンによって肝機能検査の安定した状態が得られます。長期にわたる経過観察が必要ですので、専門医によるきめの細かい診療により、患者さんの不安に対処するよう心掛けています。

重症急性肝炎、急性肝不全

重症急性肝炎、急性肝不全症例に対しては肝移植を早期に判断する必要があるため、集中治療室、外科と連携し、あらゆる病態に備えた迅速な治療に配慮しています。

肝細胞癌

経皮的ラジオ波熱凝固療法(RFA)、および放射線科の協力のもとに肝動脈化学塞栓療法(TACE)を多くの症例に行っており、良好な治療成績が得られています。肝細胞癌の治療は癌の大きさ、数、存在部位、そして肝機能などによって肝切除を含めた各種の治療法が選択されます。外科、内科、放射線科では毎週定期的にカンファレンスを行って、各患者さんに適切な治療法を選択しています。
また切除不能、局所治療不能の進行症例については分子標的薬(ソラフェニブ)による治療も積極的に行っています。

肝硬変

合併する腹水、食道胃静脈瘤、肝性脳症に対して門脈血行動態の解析に基づいて、薬物療法、内視鏡的治療、カテーテル治療の中から病態に則した治療法を選択しています。難治性腹水、難治性食道静脈瘤に対しては、高度先進医療として経頸静脈的肝内門脈大循環短絡術(TIPS)を行っており、1992年の導入以来200例以上に行っており、日本で最多の症例経験を有する施設です。特に薬物療法で改善しない難治性腹水に対し、半年間の観察では約80%に改善を得ています。

胆道・膵臓疾患

胆石症、胆嚢炎、胆嚢・胆道がん、急性膵炎、膵嚢胞腺腫および膵がんについて、内視鏡的各種処置を適切に実施するとともに、外科との連携により切除不能の悪性腫瘍症例については積極的に外来化学療法を導入しています。胆・膵疾患の多くは緊急の処置を必要とするため、スタッフは万全の体制で臨んでいます。

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当科に関するお問い合わせは下記までお願いいたします。 日本医科大学 消化器内科学 〒113-8603東京都文京区千駄木1-1-5 TEL03-3822-2131(代表)

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